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「天職」を見つける視点

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学生の頃「いつか天職に出会えたらいいな」なんてぼんやりと考えていました。特に得意なことやできることなんてありませんでしたが…

皆さんは”自分にとっての天職”というと、どんなものを想像しますか?

私にとって”天職”とは「時間を忘れるくらい集中できて、自分の作った成果物に対して気持ちが高揚するもの」を想像していました。

何をしたいか・何ができるかなんてわからないけど、そんな風に夢中になれたら、きっとそれが”自分にとっての天職”なんだろうなぁ、と。

そんな事を考えながらも就活中にやりたいことは見つからず、新卒ではとにかく素敵!ここだ!と直感した企業に入社。職種に惹かれたというよりも世界観に魅了されましたが

結局そこでの仕事は”天職”とは思えず、入社8ヶ月で退職してしまいました。(は、早い…)

「”好きなこと”を仕事にしてみたい!!」と思いながらも

自分の”好き”がよくわからない。というか、どうやってそれ(好き)を仕事にするの?

仕事にするほど好きなものって何????

なんてグルグルずっと考えながら、会社員を辞めた後はとりあえず依頼が来た仕事に色々トライしてみようとフリーランスに転身。

まずはなんでもやってみよう!と肩書きは決めず、頂いた仕事をこなす日々。

ライター、空間ディレクション、プロップスタイリング、キャスティング、ブランドディレクション、ジュエリーや服のデザイン等…思い返すと色々な職業経験をさせてもらったなぁ、と思います。

そんな中、何度も依頼を頂いたのが「写真」。

『うちの製品の写真を撮ってほしい』という依頼がポツポツくるようになりました。

「え?私が撮った写真を買い取ってくれるの?写真がお金になるの?」

というのが、当時の正直な感想。まさか自分が撮った写真を「欲しい」と言ってくれる企業がいるなんて…。

ずっと”仕事にしたいほどの好き”を頑張って探していましたが

“よく頼まれること”を仕事にした方が、天職や自分の理想の生活に近付くスピードが速いかもしれない」と気付き

それまでCanon様にご好意で貸して頂いていたカメラを返却し、マイカメラを購入。これがちょうど4年前の2019年4月、28歳になる直前のことでした。

そこからは肩書きを「フォトグラファー」に絞って旅の取材と撮影の仕事をメインに活動し、望んでいた理想のライフスタイルを叶えることができています。

正直、自ら「フォトグラファーになりたい」と望んでなったわけではありませんが、取材地に行く度に、撮影現場に入る度に「天職に出会えたな」と毎度実感しています。

頑張って”好き”を探さなくても、”求められること=天職”だったりする。

仕事にしたいほどの”好き”が見つからない、何か始めたいけど何をすれば良いのかわからない。という方は

そんな視点で、”仕事”を考えてみるのも良いかもしれません。

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